30手前にしてアイドルにはまってしまった人間のこと

ラグビー日本代表の試合がおもしろくてしあわせだ。

実を言うと、ラグビーのルール自体は全くよくわからない。
でも、わからないなりに眺めていると
いつの間にか楽しんで観てる…スポーツだということを
観ているうちに気付くことになる。

そもそも テレビで ○○大学 対 ××大学などの、
ラグビーの試合の放送があっても
いままでは観たことなんてなかった。
即チャンネル替えてた。
それはやはり
「ルールがわからないから」
これに尽きていた。

しかしたまたま
こないだのワールドカップ南アフリカとの試合を
本当にたまたま
家族が観ていて、なんとなく一緒に観始めたら
観戦がこんなに楽しいスポーツは
地球上にはほかに存在しないのでは…?
と思えてしまうくらいに、いつの間にかのめりこんでいた。
胸板が厚く、腕っぷしが強そうないかつい男たちが
屈強な体をぶつけあいながらも
やいのやいのとボールを奪い合う姿に
いつの間にか、声をあげて応援していたのだった…
(やいのやいの…て)
(ルールわからないくせにな!)
(そして五郎丸選手が 何かの番組で観た「ゲイの方に人気がある」ということで、そっから気になってて…という理由もあり)
(あと、関ジャニ∞の「明日はどっちだ」というNHKのウルトラスーパー良心的な素晴らしい番組で、高校生のラグビー弱小チームが取り上げられてたこともあって、ちょっと気になってたのです。「明日はどっちだ」復活きぼんぬ)

人に説明できないくらいにルールはわからないのだけれど
今後、テレビの放送でラグビー中継があったら
おそらく前のめって観ちゃうんだろうな…
ということは容易に想像できた。
県の、地元のチームの応援もしていこうと思った。
新しい趣味が出来ることは、うきうきして本当に楽しい。
生きがいというところに直結しているからかもしれない。
趣味最高。サンキューフォーザ趣味!











トクサツガガガの4巻が大変しみました。

トクサツガガガ 4 (ビッグコミックス)

トクサツガガガ 4 (ビッグコミックス)


(以下、ネタバレ含みます)




もともと、トクサツガガガは
ジャンル関係なしに、すべての「隠れオタク」と呼べる人に対して
非常に寛大で、ギュッ…と 包み込んでくれる漫画だと思ってた。
なので、私はとても好きだった。
(※過去形、ぽく書いていますが、がっちり現在進行形です)

4巻には、私自身とほぼ似たような人
「30を目前にして アイドルにはまってしまった恋人もいない独身女性」
が登場し、のっけからシンパシーしか感じなかった。
(彼女の登場自体は2巻からですが)

彼女は、アイドルを好きなことは
職場の人間には秘密にしていたのですが
ある日、同じアイドル好きの10歳以上も若い友人によってそれを知られてしまいます。
「結婚して、子供がいてもおかしくない年齢」
であることから
それを知った職場の周りの人からの
「アイドルを追っかけてるから結婚できない」
「理想が高いから彼氏ができない」
等、言ってる本人はまったくの悪気はないのだろうけども
茶化したり、もしくはお節介な、言葉や態度に傷ついてしまいます。

"なんでアイドル=恋愛対象なの!?"
"別に付き合いたいとか彼氏にしたいとかじゃなくてね!?"
"私は8人そろって元気でいるところが一番好きなんであって中でもシロヤンが好きってだけだし…べつにシロヤンが誰と結婚しようと自由だしなんだかんだ苦労とかあるだろうけど笑顔でいてくれる存在というのが好きであって…っていうのを語るとまた白い目で見られる"
(↑漫画から引用しています)(すみません)
(※8人:そのアイドルグループの人数 ※シロヤン:その女性の推しメン(自担))

これ、そのまま
※7人 ※丸山さん で脳内再生されたのが私ですわ…!

30を目前にしてアイドルにはまってしまった事実自体に
本人自体がすでに引け目を感じていて
なんで引け目を感じるかというと
世間一般的にみて、結婚適齢期の女性であるにも関わらず
結婚してない・恋人もいない、というところから
来ているのかな?と勝手に思っているのですが

はっきり言って、冷静に考えると
「赤の他人に自分の趣味のことに関してあーだこーだ言われるなんて関係ないし!知ったこっちゃねえし!」
案件であることは間違いがないのに
年齢・立場上から、「異性のアイドルを応援している」という、周りの誰のことも傷つけたりしない迷惑もかけない、己が、個人が、楽しんでいるだけのいち趣味に関して引け目を感じなくてはならない現実に
もともと感じてはいたものの(←気付かないふりをしていましたけども)
非常に、この世の生きにくさを感じてしまった。
だから知られたくなかったのに。

↑この文章を書いている私本人は
アイドルが好きだから結婚できない~とは
周りに言われたことはないのですが。
(職場の人には知られてませんが)
(※完全に自意識過剰被害妄想全開喰い気味で捉えています)

自分が推しているアイドルについては、トクサツガガガの登場人物の女性と同じく
「無条件で、不特定多数の人に、笑いとときめきを与えてくれる存在」
「健康に、元気で生きてさえいてくれればそれでいい」
と日々感じています。
なにせ近い過去、うちわを作ろうとして「いつも、本当にありがとうございます」「ご自愛下さい」「長生きしてください」「健康第一」とか書こうと思って、「いやいやいや、文字数長いだろ!つーかどの立場で言ってるんだよ!我ながらまじきもいな…」と我に返って作るのやめました…。

もうずっと、最近はよく親戚の人が
「結婚しないの?」って言ってきますけれど
「結婚しない」のではなくて「結婚できない」のが正解である。
「結婚しないの?」という質問のおかしな点は
「結婚」とは、まず、「相手がいないとできない」ということをガン無視しているところではないでしょうか…!
や、親戚の「結婚しないの?」は
「相手探さないの?」という意味も込められているんやで…
と言われたらぐうの音も出ませんけどね!(`・ω・´)

ころころ話が逸脱してしまった。
トクサツガガガの話からだいぶ離れてしまった。
前述したとおり、トクサツガガガの4巻
ジャンル関係なしに、すべての「隠れオタク」と呼べる人に対して
非常に寛大で、ギュッ…と 柔らかく包み込んでくれる
隠れオタクに優しい漫画でした。
読んで改めて思ったのは

結婚適齢期の女性が、結婚できないのは、アイドルが好きだからではない
※個人のいち趣味に、ろくに事情を知りもしない他人が軽はずみに口を出すべからず

ということですかね!!!

いつにもまして
何が言いたいのかよくわからない日記になってしまったけど、
「4巻もおもしろかった」
これだけははっきり言えます。
こういう漫画があるから人生って本当に楽しいし・・・救われる!
と気づかされます。本当にありがたい。